BROKEN ASHES



ブロークン・アシェズは1999に結成された日本人離れした
キャラクターを持つ二人のシンガー,SHIMEとKEIKO WALKERのデュオによる
アコースティック・ミュージック・プロジェクト。
活動の場所に共通のライヴ・ハウスがあったこと、
共通のフェィヴァレット・ミュージシャンがいること
そして何よりもお互いに尊敬しあっていたことで、
彼らの音楽的な接近は十数年以上前から始まっていた。
しかし当時はそれぞれがソロ・アーテイストとしての成功を目指していたこともあってか、
正式にデュオとして活動するチャンスはなかった。
1999年アルバム"BROKEN ASHES"のリリースをきっかけに
定期的に二人でライヴ活動をはじめる。



SHIME

BIRTHDAY/8月21日 獅子座のB型 熊本県出身。趣味は絵を描くこと。

5年生の時に姉が買ってきたビートルズのレコードを聴いて音楽に目覚める。中学1年生で初めてギターを手にし、弾き始め、その頃からロック全般を聴くようになる。高校を卒業し、早稲田大学に入学後同大学の音楽サークル「AMERICAN MUSIC SOCIETY」に参加しAMERICAN ROOTS MUSICに傾倒。大学2年生でBLUEGRASS BAND 「INDIAN DEATHLOCK」を結成し、都内ライヴハウスで活動を始める。大学を卒業後1985に渡米。サンフランシスコへ。地元ミュージシャンのステージに刺激を受け、自らも昼はストリート、夜はバーで唄いながら自分の音楽を確立していく。1986年帰国後 「UNBELIEVABLE WORLD」、「HEADS」等のバンド活動。
1993年BMGビクターと契約。シングル「がんばれよ」アルバム「SHIME」でデビュー。
1994年2ndアルバム「LOVE DREAM」発売。B.V.D.のCM曲として「LOVE DREAM」、「元気者」がON AIR。
1995年BMGビクターとの契約終了後、1997フジパシフイック音楽出版にて制作の新曲「10万カラットの夢」が
全国モーターボート競走会運合会のCM曲となりON AIR。
1998年十数年来、Vo.Ag.として参加しているアコースティックユニット「TEQUILA CIRCUIT」として
1stアルバム「TEQUILA CIRCUIT」発売。同じ年12月にソロニューアルバムキャッシーズ・ソングより「YEARS & YEARS」発売。
1999年にKEIKO WALKERとのツインボーカルアコースティックユニット「BROKEN ASHES」を結成。
12月に1stアルバム「BROKEN ASHES」をリリース。2000年春に公開の「TOY STORY 2(日本語吹替版)」
サウンドトラックに参加。7月に2枚組みライヴアルバム「TEQUILA CIRCUIT LIVE」を発売。
秋に元男闘呼組の前田耕陽、元スケバン刑事・中村由真と「GODDESS」結成。1stミニアルバム「GODDESS」発売。

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KEIKO WALKER

BIRTHDAY/2/17 みずがめ座のA型 横浜市出身。 趣味は本を読むこと。

KEIKO WALKERは日本とイギリスの血を受け、横浜に生まれる。カントリー・ミュージック・シーンで十代から歌い始めていたが、85年にKeiko Walker & The Hot Street Bandを結成し本格的な活動を開始している。その当初、ボーカル・スタイルや選曲から和製エミルー・ハリスの誉れが高く、若手が不毛だった当時の日本のカントリー界において、はつらつとしたカントリー・ロック・スタイルの歌と演奏でたちまち人気者となった。レイ・プライス、チャーリー・マッコイ、ジェームズ・バートンなど本場アメリカのミュージシャンとの共演も果たす。

1993年アルバム「RED IS THE ROSE」でレコードデビュー。現在はKEIKO WALKER BANDを率いてのバンド演奏、もしくは少人数編成でのアコースティックな演奏の二刀流で自身のライブを展開している。そんな彼女のライブにおいて、ここ数年イギリス、アイルランド、スコットランドのトラディショナル・ソングを多く取り上げたり、また従来からのレパートリーにもアレンジ面でそういった音楽のテイストを加えたりするなど、音楽性の変化が感じられていた。

2004年アルバム”BOTH SIDES NOW”をリリース。このアルバムはケイコ・ウォーカーのセカンド・ソロ・アルバムとなる。ファースト・アルバム”RED IS THE ROSE”(93年)以降、ミニ・アルバム”LOVE SONGS”(97年)や、SHIME(シメ)とのユニットBROKEN ASHESでのアルバム”BROKEN ASHES”(99年)をリリースしていたが、ケイコ・ウォーカー名義のフル・アルバムとしては11年ぶりということになる。

”BOTH SIDES NOW”では唯一無二のケイコ・ウォーカー・ワールドが広がっている。それは、音楽性のみならず、言葉やその背景にある精神性までをパーソナルなものとして消化することで成し遂げたものである。タイトル曲はジョニ・ミッチェルの代表的なナンバーのひとつであるが、ケイコ・ウォーカーはBOTH SIDES NOWという言葉に、自分の内側にある「天使」と「魔女」の二面性をかけていると言う。このアルバムを聴き通せば、なるほどと思うだろう。優しさの中に、どこか妖艶な雰囲気と情念が感じられる。それは彼女の歩んできた人生、そして音楽のキャリアの現時点での集大成と言ってよいだろう。もちろん、これからも彼女は成長していくだろうし、もっと変化していくのかもしれない。しかし、”Both Sides Now”には、人間的にも音楽的にも成長したケイコ・ウォーカーの今の姿がある。そこには自信が満ち溢れ、また同時にある種心機一転的な初々しさも感じさせる。色々な意味で興味深い作品となっているのである。このアルバムを一言で表現しようとすると、ブリティッシュもしくはケルティックなフォーク・ロック作品ということになろう。

かねてより彼女は1曲々々彼女なりのイメージを持ち歌い続けてきたが、聞く側にとっても共に演奏する側にとっても、イメージを分かち合う事こそが最大の楽しみであるのは言うまでもないであろう。また、始めに述べたが、ここ数年来の彼女は本人に流れるイギリスの血というものをさらに強く感じ始めている。それが音楽方向性の変貌の大きな要因になっている事は確かであろう。イギリス、アイルランド、アメリカのトラッドを取り入れ消化し演奏する彼女は明確なビジョンを持ち、アーチストとして更なる飛躍をし続けている。

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LAST UPDATED 2021/01/05
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